「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」ジェームズ・R・チャイルズ著

様々な大事故の事例を紹介した本です。あまり体系だってはいないので、法則のようなものは見えてこないです。
殺虫剤工場から毒ガスが漏れて周囲のスラム街が大惨事とか、飛行機の貨物扉の鍵が緩くなったから後部座席の床が抜けたとか、輸送船で肥料を運ぼうとしたら煙が出てきたので蒸気で蒸したら大爆発とか、恐ろしい事例で一杯です。
個人的に恐ろしかったのはチェルノブイリの再現映像で、炉心上部の重いブロックが上下に弾みまくってたところ。水蒸気爆発を防ぐために炉心下のプールの水を抜くために数人潜ったとかチェルノブイリは恐ろしい話が多すぎるよ・・・
といっても福島第一がポポポポーンした瞬間の衝撃が一番ですけどね。