「いまアメリカで起きている本当のこと」日高義樹著

ワシントンレポートの日高さんによるアメリカ政治新刊。
4/1発行で大震災の前に書かれたものなので、大震災のことは考慮に含まれていません。
でも米中関係についてかなり重要な記述満載です。
アメリカは中間選挙後、共和党が勢力を回復し民主党は劣勢である。オバマは再選が危うい状況。
オバマ民主党は中国を甘やかし、中国は増長しアメリカに挑戦してきた。共和党は中国の挑戦を許さないだろう。
共和党は日本びいきだったが、今の日本民主党政権には嫌悪感を抱いている。
アメリカはシェールガスの採掘を実用化したことで、世界のエネルギーバランスが変わりつつある。
アメリカの軍事技術は無人機や通信技術の強化で、中国の軍事技術をさらに引き離している。韓国や日本駐留の軍事力の削減がアメリカの影響力低減を意味するわけではない。
等々オバマの次に共和党が政権を握った場合の展開の予測が述べられています。中国に向きつつある日本は重大な決断を迫られることになる。