「真田太平記 十五 落城」 池波正太郎著

大阪方は統一された作戦を取ることが出来ず、個々の武将が迎撃作戦を取ることになった。
真田軍は家康本陣に突撃をかけ、あと一歩のところまで行くが家康を打ち取ることは出来ず、幸村をはじめほとんど戦死する。向井佐平次も幸村と同日同じ場所で戦死するのだった。真田の草の者で生き残ったのはお江ひとり。
大阪城は陥落し、お話はその後の真田信之徳川幕府での生き残りが語られることになる。