「真田太平記 七 家康東下」池波正太郎著

ついに家康が上杉討伐のため諸将を集めて東下。その隙に石田三成が挙兵し、関ヶ原へのカウントダウンが始まりました。
一応真田関係の記述は犬伏の陣から、沼田城で小松殿が昌幸を門前払いするところなどありますが、この巻はほとんど関ヶ原前の群像劇であります。このあたりの流れは本当におもしろい。関ヶ原の野戦一回で大勢が決まったのが不思議なくらい。
福島正則の去就が違っていたら、だいぶ流れが違っていたんだろうなと思います。清須まで西軍の勢力圏になってたら三河で決戦になってたのかなあ。中仙道を秀忠軍が来るから西軍はあまり東海道を進めないような気もするけど。