「破船」吉村昭著

お話の舞台は江戸時代の海辺の貧しい村。
村人はお船さまの訪れを願い、正月にはお船さまの到来を願ってお祈りをします。
お船さま、難破船がくれば積荷を奪って生活が楽になる。
他人の不幸を願わないと生きていけない貧しさが悲しいお話です。