「風は山河より」5巻 宮城谷昌光著

ついに最終巻。三方ヶ原の戦いで徳川軍を打ち破った武田軍は東三河に残った菅沼定盈の城、野田城を包囲します。
武田軍3万に対して籠城側は500、数日で落ちるかと思われたのですが、籠城上手な定盈は主人公補正で一ヶ月も篭城しちゃいます。
流石に政略が働いて定盈は投降、野田城は開城して定盈は人質交換で徳川軍に戻され、信玄を足止めした戦いとして野田城の戦いは後世まで語り継がれることとなったのでした。
そっから先は後日談みたいなもんで、信玄は病死して、勝頼は長篠の合戦で惨敗、時代は巡って徳川氏にしたがって関東へ。徳川幕府譜代大名として菅沼氏は残るのでした。
一度野田城長篠城見に行こうかな。
野田城以降のお話は「新三河物語」。