「カペー朝 フランス王朝史1」佐藤賢一著

あんまり日本ではメジャーじゃないフランス王朝のできた頃のお話。
最初はカペー家は王といってもパリ周辺しか領土じゃなかったのが、15代350年がんばって今のフランスを勢力下に置いたってのは継続は力って感じです。ドイツやイタリアと違ってフランスが早期に統一できたのはカペー家が15代にわたって男系が続いて存続したという点が大きいのですな。日本では徳川幕府が長いといっても血筋が結構入れ替わってるので、カペー家は本当に驚異的です。
とはいっても、やたら嫁さんを離縁しようとして混乱を巻き起こす王が多いのはカペー家の伝統なのでしょうか?