「ブラック・スワン」ナシーム・ニコラス・タレブ著

白鳥は白色しかいないと思っていたらオーストラリアに黒い白鳥がいたよ!っていうブラックスワン効果について書かれてます。
ある仮定(白鳥は白い)に基づいて理論を構築しても、ブラックスワンが見つかった瞬間に理論が無効になるというもの。
現在の統計学はベルカーブ、正規分布にのっとって理論を構築しているが、現実の世界はベルカーブにのっていないため、そこから構築された理論は砂上の楼閣だ!となかなか過激なお話でした。
モダンポートフォリオ理論が砂上の楼閣とは驚いたな・・・(モダンポートフォリオ理論とは分散投資によってリスクの最適化を図る理論。現代の金融証券の根幹だ!)でも確かにリターンが正規分布でリスクが標準偏差であるというのは言われてみると変な気がする。