「江戸雄藩 殿様たちの履歴書」八幡和郎著

八幡さんの著作は前にも幕末の藩のことを書いたのがあったと思いますが、これは石高順に藩の事跡を紹介したもの。大名の血縁関係がわかるのは興味深い。意外に薩摩藩は将軍家と縁が深いです。親藩とか譜代は最後はみんな官軍についてるなあ。むしろ外様が多いのに幕軍側になっちゃった東北勢はKYといったところか。


「孫は祖父より1億円損をする」
世代会計という考え方で世代格差を考察した新書。これから産まれる世代にかかってくる借金の多さは信じられないほど。
国の借金が無いとしても、年寄りの比率が増えて子供が増えない以上、子供一人当たりの負担が増えるのは当然でしょうな。この本でわからなかったのは、年寄り世代の資産からの相続分がどうなっているか。80歳の人の遺産は青年にはいかないということ?