小説フランス革命1「革命のライオン」佐藤賢一著

主にフランスが舞台の小説を書くことが多い佐藤先生の新刊です。フランス革命の全容を書くということで以降も続刊するので非常に楽しみです。
革命のライオンとはフランス革命初期の指導者ミラボーのことで、この第一巻ではこのミラボーを中心に、三部会の開催からテニスコートの誓い、ネッケル財務長官の罷免までが描かれます。デムーランやロベスピエール様が登場されるのでわくわくが止まりません!
佐藤先生の作品は初期のものは結構読んだのですが、登場人物の思考が理屈っぽすぎる感がして一時期敬遠してましたが、このフランス革命シリーズはかなり期待大です。
あと理屈っぽすぎておしいなあと思う小説家は狼と香辛料支倉凍砂先生です。大風呂敷を広げすぎて放置くらいの適当な小説家が好きだったりします。