「世界経済危機 日本の罪と罰」野口悠紀雄著

野口先生が経済危機について日本メインで状況分析したもの。
今回の危機の原因の一つとして、日本のゼロ金利政策があり、これが過剰流動性を引き起こしたという点の他に、円安を誘導して日本の輸出企業を有利にしたという側面があるそうな。
だからむしろ去年までの為替水準が円安過ぎたのであって、今の円高方向が適正水準であり、今のドルの低金利政策及びドルの価値下落を考えると円安方向には戻らない。つまり日本の輸出企業オワタ\(^o^)/
これからは円が1ドル70〜80円でもやっていけるような産業構造にするために真の改革が必要だとの結論でございました。だけど円高は悪いことばかりでなく、食料や資源の確保には有利なわけで、モノの輸出ではなく違う方向目指せとのこと。やっぱ金融立国?