「赤目四十八瀧心中未遂」車谷長吉著

題名にある赤目四十八瀧は最後にちょろっと出てくるだけで、話はほぼ尼崎のアパートで進みます。
主人公のおっさんはひたすらトリやモツの串を作り続けるのですが、作者の実体験としか思えないリアリティで
周囲の出来事が描かれます。隣室では年増の売春婦が男を連れ込んで念仏を唱えるとか、彫師に刺青入れられたうめき声とかすごい世界です。ここ最近読んだ本では久々の衝撃作でした。
本当に作者はどういう人生送ってきたか知りたいところです。


今週の「乃木坂春香の秘密」最終回。どんな金持ちでもこんな誕生会はねーよ!と思ったり。隠れオタという設定はあまり有効活用されませんでしたね。