「ひとたびはポプラに臥す」宮本輝著

宮本輝鳩摩羅什の足跡をたどって西安からイスラマバードまで旅した紀行文。
鳩摩羅什の足跡をたどるとか言う割には、宮本輝は全然歴史的建造物とか仏像とか興味がないので、街行く人の描写や、同行者が腹を壊したとかそういう話が多い。個人的には歴史好きなので、宮本輝にはそれほど共感しないのだけど、この本のおかげでパキスタンに行くかもしれない自分には運命的な本なのかもしれない。