陰陽師

岡野玲子が画いた原作夢枕獏のマンガ「陰陽師」を四巻まで読みました。
毎回夢枕先生は冗長気味の風景描写とあるのだかないのだかわからない思想の発露を発揮してくださり、私はそんな陰陽師がかなり好きです。そんで岡野先生のマンガはどうかというと、やっぱマンガだから文章のグダグダ感があまりなくてサクサク話が進んでる感じです。最初のころはキャラの見分けがつかなくてちょっと困りました。
一番気になるところは博雅のキャラがちょっと微妙な感じ。彼はワトソン君的立場で、三枚目になりやすい立場ではあるのですが、デフォで三枚目キャラってのは違うような気がします。
まあでも原哲夫板垣恵介が画くよりは雰囲気はいいと思います。
少女漫画家といえば昔池田理代子先生がナポレオンを題材に「エロイカ」というのを画いたけど、少女漫画風に戦乱の時代を書いちゃったもんだから、ナポレオンが皇帝になって以降はグダグダでした。
逆のパターンは板垣恵介に恋愛マンガですけど、これは略。