「暁の群像」南條範夫著 読了。
三菱財閥創始者岩崎弥太郎のお話。といっても弥太郎本人より周囲の群像劇の比重が高かったです。
弥太郎は土佐の郷士の出で、最初はぱっとしなくて30歳くらいまでは商人の手伝いです。
その後は土佐藩上士後藤象二郎土佐藩の物産販売を任せられて、明治後の廃藩置県時に土佐藩の事業をそのままゲッツ、三菱商会を設立。その後の台湾出兵西南戦争といった事件を利用して日本の海運、鉱山、不動産等で三菱グループは巨大化してくのでした。
弥太郎は坂本竜馬海援隊関係者かと思っていたら違ってました。大隈重信と近しい間柄で、そこは堤康次郎と一緒ですね。