「朽ちていった命―被曝治療83日間の記録」読了。
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1999年東海村JCO臨界事件で被爆した作業員の方の治療の記録。
例のバケツでウラン濃縮してたら臨界しちゃったという事件ですが、
作業してて被爆された方がこんな悲惨な症状だったとは知りませんでした。
染色体が原形をとどめないくらいバラバラになって、新しい細胞を作ることがほとんどできなくなり、被爆した体の右側の皮膚がどんどんはがれ、内臓の粘膜もどんどん死んでいきます。被爆した当初は普通に意識が合ってめだった外傷もないのに、体が解けていくように壊れていきます。
読んでる途中で、こんな状況でなんで死なせてあげないのかとずっと思いました。自分も原子力には多少関わっている人間なのでひとごととは思えない。