レバレッジ

最近マガジンのマンガでもやっていてもう常識なのかもしれませんが、金融の世界ではレバレッジという概念があります。てこの原理というようなもので、少ない労力で効率的に利益をあげる方法です。ぶっちゃけると原理はすごく簡単で頭金用意してそれを保証金にして資金を調達して目標を達成するというものですな。良くあるのが株の信用取引というやつで、10万保証金にして90万証券会社から借りて100万の株を買って1.5倍の150万で売れば利子を5万取られても収益45万で10万を1.5倍にした場合の利益5万の9倍も効率がいいと、こういう理屈であります。この場合は10万を100万として運用しているのでレバレッジ10倍です。逆に考えれば株の価値が下がった場合は普通に買うよりずっと損するわけで、ハイリスクハイリターンなわけです。株とかやらない人はたいていこういうのは危険すぎる!とか言って敬遠しますが、実はけっこう日常でも行われています。家や車を買うときにたいてい一括では買えないので頭金だしてローン組みますよね。3000万の家を頭金800万で買った場合はレバレッジ3.75倍といった理屈です。アジアの金融危機の際、ヘッジファンドの雄ジョージ・ソロスレバレッジ100倍とかかけてオプション取引やってたそうですが、一般人は3〜4倍程度にとどめといたほうが無難でしょう。