最近現金の札は金券屋くらいでしか使わんなあと気付いたりする。
お金は紙幣や硬貨や銀行通帳の数字であるんだけどその本当の正体は発行元の信頼度を数字化したものなんだよね。日本銀行への信頼・・・ガクガクブルブル
つまりは今のお金はお金である物質とその価値が等価で無く、お金である物質に意味はほとんど無い。このようになったのは歴史的には非常に最近で、一応金本位制の時はお金の価値は政府が保有する金の量によって保証されていたのが、金本位制が無くなってからはお金の価値は単に国への信頼によって保証されることになった。今の状況は非常にバーチャル、幻想の世界に生きているといえるのである。今さら戻れないけど。
実はこういうバーチャル経済の先駆けは日本の徳川幕府と言っていいくらいで、金貨と銀貨の価値が実際の金と銀の価値と釣りあってなかった。このせいでまだお金と物質の価値が等価であった諸外国が幕末に日本にやってきたときに、日本の経済が大混乱、徳川幕府の本当の滅びた理由はこれだったのでした・・・歴史を変える原動力は経済なのでした。
