歴史の真実

現実の歴史は小説とは違って明確に善悪が決まっているわけでは無く
不条理に行き当たりばったりな面があるわけです。
この前読んだ本で「『坂の上の雲』では分からない旅順攻防戦」という本がありまして、乃木将軍はいわれているほど無能ではなく、旅順攻防戦は理にかなっていたとありましてなかなか納得してしまった次第です。
↓本の内容。
http://namiki-shobo.co.jp/military/tachiyomi/military029.htm
旅順要塞のような大規模な要塞を攻略する場合、203高地ただ一箇所
攻略するだけでは全体を攻略することはできず、守備兵を消耗させることによって
降伏させるぐらいしか方法が無い。
乃木将軍の歩兵を使用した消耗作戦はあの時代の戦法として理に適っていた
という結論です。
旅順湾内のロシア太平洋艦隊も先の黄海海戦で回復不能なダメージを被っており
その意味においても203高地を取る必要性は特に無かった点も上げられております。

こんな感じでリアルに歴史を考察したネタは他にも
三国志劉備は天下なんて考えてない単なる傭兵隊長だった。
http://ya.sakura.ne.jp/~otsukimi/hondat/ss/sangokusi01.htm
とか
黒田官兵衛は秀吉の派遣コンサルタントなのよ
http://tameike.net/writing/dialogue2.htm
なんつうのもありましてけっこうおもしろいです。
幻想の世界で自己満足してるよりも、リアルの世界でガチンコ勝負しようよ!
なんて身の程もわきまえずでかいことを言ってみるテスト。