「サラン,故郷忘じたく候」荒山徹著

秀吉の朝鮮侵略を背景にした短編集。荒山先生にしてはまっとうな時代小説っぽいです。あとがきに司馬史観に対抗した時代小説がやっと出たというようなことがありましたが、徹は司馬史観に対抗とかそういう問題ではないもっとおぞましい何かだと思いますよ。