「現代「只管打坐」講義 そこに到る坐禅ではなく、そこから始める坐禅」藤田一照著

藤田師が雑誌に書いていた坐禅に関する連載をまとめたもの。 坐禅の考えた、やり方、マインドフルネスとの比較、他の瞑想方法とかとの比較。 こう書くとハウトゥー本みたいだけど、坐禅はどこかへ向かう手段じゃないんだよということを何度も強調されます。 …

「執権 北条氏と鎌倉幕府」細川 重男著

執権、得宗とは何か、北条氏はなぜ将軍にならなかったのかという疑問に対する回答。 義時と時宗をメインに語られます。 義時は次男で、江間家を立てていて、北条氏の嫡流ではない。13人の合議制度で時政と義時二人が入っているのは、北条氏が偉いから親子が…

「花電車芸人 色街を彩った女たち」八木澤 高明著

第一章があそこから火炎放射するファイヤーヨーコさんの話。 海外の花電車芸の話から、国内の花電車芸人の話。 特徴のあるストリッパーの人の話。等々失われていく文化の記録です。 ファイヤーヨーコさんは、以前岐阜柳ケ瀬のストリップ劇場に来るというので…

「アステカとインカ 黄金帝国の滅亡」増田 義郎著

コンキスタドールによる中南米の征服行。 コルテスによるアステカ帝国、ピサロによるインカ帝国の征服。他にもアマゾン、コロンビア等の探検のお話。 CIV4やってたからモンテズマは狂犬というイメージだけど、実際はそこまで好戦的ではないのね。 アステカも…

「雲と風と ――伝教大師最澄の生涯」永井路子著

小説というよりは、著者が極力伝説の類を排除して読み取った最澄の生涯。 歴史の教科書とかだと最澄は桓武天皇の侍僧としていきなり登場するので、結構エリートだと思っていたのですが、そういうことでもないっぽい。近江の地方行政官の子で、家の財産はそれ…

「旋風に告げよ」上下 陳舜臣著

風よ雲よで主人公だった鄭芝龍の息子鄭成功のお話。 前は北京が陥落して明が実質的に滅びるまで。 今回は海賊の首領鄭芝龍は明の亡命政権を支えるも、打算的な性格なので、明の復興は望み薄と考えて、清と二股をかけます。 後継者の鄭成功は義に生きる硬骨漢…

「「豊臣政権の貴公子」宇喜多秀家」大西 泰正著

資料分析から宇喜多秀家について述べた新書。 宇喜多氏の権力基盤は豊臣秀吉の引き立てによって成り立つ。 本能寺の変直後の秀吉傘下唯一の国持大名ということで、秀家自身は子供だったものの、政権上位に位置づけられる。 秀吉が幼少期から養育していた前田…

「風よ雲よ」上下 陳舜臣著

明末、江戸時代初頭。大坂の陣の生き残りの安福虎之助が主人公で、彼が狂言回しとなって話が進みます。 前半は鄭成功の父の鄭芝龍が一介の青年から、海賊の頭目にのし上がるお話。虎之助は豊臣家のご落胤とされる少年を守りつつ、鄭芝龍の一味の一員として東…

トム・クランシーの原潜解剖

1996年の原子力潜水艦の解説本。 潜水艦の軍事利用の歴史から、第二次世界大戦後の原子力潜水艦の開発に至り、 いかに潜水艦は強力な兵器になったか解説されます。 潜水艦の建造、チーム員の訓練、各種作戦内容等々。 内容的にはもう古くて、新型に変わり、…

胃カメラ

年末頃から胃の調子が悪かったので内科行ったら、胃カメラ飲むことに。 ガンはなかったですが、食道が荒れていてこれが原因とのこと。 胃カメラは二回目で、喉に麻酔をかけて入れましたが、それでもきついです。 喉の形から、麻酔が効きにくいのかなと医者の…

「日本人が誤解している東南アジア近現代史」川島 博之著

題名は歴史がメインぽいけど、実際は東南アジアに関する総合的な内容。 主に人口動態から各国の経済状況の解説。各国のこれまでの歴史と、民族や宗教。華僑の動向。第二次世界大戦に関わる日本への感情。等々。 ミャンマーの人口の半分は少数民族で統治が難…

「戦国海商伝」上下 陳舜臣著

戦国時代初期、7歳の頃明に渡った佐太郎。彼は自分の出自を知らなかったが、実は毛利元就の落し胤だった。佐太郎は成長しつつ、貿易、明や日本の情勢、倭寇のことなどを学んでいく。 話のほとんどは多国籍武装商人である倭寇と明との戦いです。この時代の倭…

任天堂スイッチとフィットボクシング2

正月に帰省してくる親戚の子がスイッチ欲しいというので、年末にソフマップの抽選に応募してめでたく有機EL型ゲット。正月はリングフィットアドベンチャーして遊びました。スイッチはそのまま親戚の子に持っていかれました。 ただ、正月三日目に行ったビック…

「奇妙な菌類 ミクロ世界の生存戦略」白水 貴著

菌類がなんでもありでいかに様々な能力を持っているか紹介。 菌類が木材を分解する能力を獲得してから、石炭はできなくなったそうな。 微小生物を捕食する菌がいるとか、菌は植物より動物に近い。 高さ8mの幹を持つ菌の化石があるとか、どんな世界だよ。

「インド三国志」陳舜臣著

17世紀のインド。この場合の三国は、イスラム教のムガール帝国、シヴァージー率いるヒンドゥー勢力、東インド会社。 ムガール帝国は中央アジアの遊牧民による征服王朝で、当初は宗教に融和的だったものの、宗教キチのアウラングゼーブが皇帝になってイスラム…

「実在とは何か ――量子力学に残された究極の問い」アダム・ベッカー著

黎明期の量子力学の話から、コペンハーゲン解釈をめぐるボーア・アインシュタイン論争、ボームやベルらコペンハーゲン解釈に疑問を持つ物理学者の話。 内容的には先日読んだカルロ・ロヴェッリの本と近いが、カルロは自分の解釈が正しいという話で、こちらは…

「世界は「関係」でできている: 美しくも過激な量子論」カルロ・ロヴェッリ

カルロ先生の三作目。 「すごい物理学講義」カルロ ロヴェッリ著 - shpolskyのブログ 「時間は存在しない」カルロ・ロヴェッリ著 - shpolskyのブログ 量子力学黎明期の物理学者のお話。そこから始まる量子力学の観測者問題。 観測者問題の解釈として、コペン…

「北天の星」吉村昭著

上下巻。吉村先生が数書いている漂流物の一種ですが、船が難破したのではなくロシアに拉致されたという変わり種。 文化露寇というロシアの襲撃で択捉島にいた五郎次は連行されてオホーツクへ。日露の関係は険悪になって五郎次はなかなか帰国するチャンスがな…

「13億人のトイレ 下から見た経済大国インド」佐藤 大介著

人口13億人のインドで、トイレのない生活をしている人は5億人以上いるという衝撃の内容。 トイレを維持する経済的余裕がない人が多いとか、上下水道の整備が進んでいないとか、必要を感じていないとか、トイレ普及への道のりは遠い。 政府がトイレ普及のため…

「羽柴を名乗った人々」黒田 基樹著

政権の強化のために、「羽柴」が一門衆から、有力大名へ広がっていく詳細。 有力大名はほぼ全部羽柴を名乗ることになる。 大坂の陣で羽柴本家が滅びたら、羽柴を名乗る家はなくなる。羽柴分家筋は木下になる。

「そしてドイツは理想を見失った」川口マーン惠美著

ドイツに対して批判的な論評を良く書く著者による最近のドイツの話。 川口ロマーンさんとずっと勘違いしてた・・・ ドイツと中国の関係性、エネルギー状況、政治情勢等。 メルケルの評伝を読んだことがありますが、あの人の政治思想はいまいち見えないところ…

「憲法で読むアメリカ史」阿川 尚之著

アメリカ合衆国憲法は1787年成立。1889年公布の大日本帝国憲法より100年も前。アメリカに歴史がないなんてことはないわけだ。 社会の移り変わりによってどのように憲法解釈を変え、憲法を変えてきたか事例ごとに紹介した内容。 ホームズ判事の話が印象的。法…

ウィッチャーV 湖の貴婦人

ウィッチャー小説版最終巻。 時空を超えた放浪を続けるシリと、ゲラルトと愉快な仲間たちがついに同じ空間に集まり、宿敵と最終決戦します。 そして明かされる皇帝エムヒルの正体・・・ってゲーム版だと最初からわかってる話だし、むしろ小説の途中で皇帝は…

浜松

祝日なので浜松行きました。 高塚駅からスズキ歴史館。スズキの工場の組み立てのやり方、歴代の車両勢揃いでなかなか見応えがあります。がちゃが一回引けて、車のミニチュアもらえました。 浜松駅に行き、浜松ジオラマファクトリーへ。山田卓司先生によるジ…

「ウィッチャーIII,IV」アンドレイ・サプコフスキ著

小説ウィッチャーの3巻と4巻を読みました。 前回ポータルで消えてしまったシリ。3,4巻では一人になったシリの苦難と、シリを追うゲラルトと愉快な仲間たちの話になります。 シリの苦難がハードコア過ぎて、ちょっと映像化できないんじゃないかと思う・・・最…

「ウィッチャーI,II」アンドレイ・サプコフスキ著

小説版ウィッチャーの1,2巻読みました。ゲームのウィッチャー3はクリア済み。主要キャラはイメージできる。 小説はゲームよりかなり前の話で、シントラ王国が陥落して、王女シリは脱出してウィッチャーのゲラルトとともにウィッチャーの里に身を寄せる。 シ…

駿府城

新幹線のグリーンポイントが溜まったので、こだまで静岡まで。 静岡浅間神社に行きました。 参拝した後、裏の山道を登ると賤機山古墳。 さらに山の稜線を上っていくと、賤機山城跡。市民のハイキングコースらしく人が多くトレイルランしてる人もいる。 さら…

「ラストエンペラー習近平」エドワード・ルトワック著

今年出たルトワック先生の最新作。 最近の情勢に合わせて内容をアップデート。と言いつつ、言ってることは前作までとだいたい同じ。 現代戦はドローンや潜水艦が最強というのはどうなのかな。よくわからんね。

藤原正彦、美子のぶらり歴史散歩

多磨霊園、番町、皇居周辺、鎌倉、諏訪でぶらぶら歴史散歩。 一度は周辺に行ったことあるとこばかりだけど、実はこんな歴史的なとこがたくさんあるとは知らなかった。東京はもうあんま行くとこないなあと思ってたらそんなことはなかった。 この本を参考に色…

「劉邦」上中下 宮城谷昌光著

漢の創始者劉邦のお話。 宮城谷昌光先生のことだから劉邦の祖父の代から始めるかと思ったら、普通に中年劉邦から始まったのでホッと安心。 この劉邦は、人使いがうまくて、異様に感が冴えてる優秀なキャラ。一代で皇帝に成り上がるから無能なわけはない。 基…