2013-09-16から1日間の記事一覧

「冷い夏、熱い夏」吉村昭著

著者の実弟が肺がんにかかり、闘病生活の末死んでいく内容。 昔の話なので、本人にはガンであることを最後まで隠し通します。 アフリカの餓死寸前の子供の写真みたいで、よくもまあこんな内容を作品にできるものだと感心。家族が死んでいくことや、自分が死…

「光る壁画」吉村昭著

戦後の日本で胃カメラを開発した技術者のお話。胃カメラを開発したのはオリンパスの技術者だったというのは知りませんでした。 医学部の研究者の依頼で、胃の内部を撮影できるカメラの研究を始める技術者たち。難題を一つ一つ解決して、ついには実用化するの…