「そしてドイツは理想を見失った」川口マーン惠美著

ドイツに対して批判的な論評を良く書く著者による最近のドイツの話。

川口ロマーンさんとずっと勘違いしてた・・・

ドイツと中国の関係性、エネルギー状況、政治情勢等。

メルケルの評伝を読んだことがありますが、あの人の政治思想はいまいち見えないところがある。東ドイツのエリート出身だけあって、西側の政治家とは若干毛色が違う印象がある。

「憲法で読むアメリカ史」阿川 尚之著

アメリカ合衆国憲法1787年成立。1889年公布の大日本帝国憲法より100年も前。アメリカに歴史がないなんてことはないわけだ。

社会の移り変わりによってどのように憲法解釈を変え、憲法を変えてきたか事例ごとに紹介した内容。

ホームズ判事の話が印象的。法の生命は論理ではなく経験である。法は、現在及び将来の人々を支配するものではなく、その時々の人々によく仕えるための「道具」である。裁判官は、論理によって法原則を適用して機械的に結論を出しているのではなく、まず結論を出し、その後に適用すべき法原則を見つけ出しているのである。法が一定のルールの体系であり、裁判官はこれに拘束され、これを解釈するだけであり、法を事実に適用して機械的に結論を出しているという伝統的法理論は形而上学に過ぎない。

ウィッチャーV 湖の貴婦人

ウィッチャー小説版最終巻。

時空を超えた放浪を続けるシリと、ゲラルトと愉快な仲間たちがついに同じ空間に集まり、宿敵と最終決戦します。

そして明かされる皇帝エムヒルの正体・・・ってゲーム版だと最初からわかってる話だし、むしろ小説の途中で皇帝はなんでこの人と結婚しようとしてるのよ?って疑問だった。

ゲラルトの仲間は決戦でがんがん死んで、銀英伝ばりに悲しい展開です。ただ、最後に死んだキャラが助けてくれるシーンで、なぜか吸血鬼レジスがハブられたけど、これはゲーム版DLCへの伏線なんやね。

途中のニルフガード帝国と北部諸国連合軍との大会戦は、ストーリー上は直接関係ないんだけど、複数主観からの会戦の描写が迫真に満ちてて面白かった。悲惨な展開だから面白いっていうのはちょっと違うか。

小説の終わりはゲーム版とは若干パラレルワールド気味だけど、シリの能力からなんでもありなんでこれはこれでよし。

浜松

祝日なので浜松行きました。

高塚駅からスズキ歴史館。スズキの工場の組み立てのやり方、歴代の車両勢揃いでなかなか見応えがあります。がちゃが一回引けて、車のミニチュアもらえました。

浜松駅に行き、浜松ジオラマファクトリーへ。山田卓司先生によるジオラマがたくさん。

バスで犀ヶ崖資料館へ。浜松の北西にある崖で、三方ヶ原の戦いの後に徳川軍が夜襲をかけて武田軍に損害を与えた場所です。ここも山田卓司先生のジオラマがあって、戦国時代の風景が再現されています。

犀ヶ崖から南に行くと軽便鉄道奥山線の跡が遊歩道として整備されています。

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遊歩道を通ると浜松城へ。最近リニューアルしたとのことできれいになっています。

浜松城の門と天守天守はコンクリのなんちゃって感ですが中の展示はきれいになっています。門と石垣は良い感じ。

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浜松ではたいてい餃子を食べますが、浜松!って感じはしません・・・

「ウィッチャーIII,IV」アンドレイ・サプコフスキ著

小説ウィッチャーの3巻と4巻を読みました。

前回ポータルで消えてしまったシリ。3,4巻では一人になったシリの苦難と、シリを追うゲラルトと愉快な仲間たちの話になります。

シリの苦難がハードコア過ぎて、ちょっと映像化できないんじゃないかと思う・・・最強剣士ボンハートは、いきなりジジイキャラ増やしても覚えられないよ~と思ったらとんでもないサドっぷりで即覚えたわ。

逆にゲラルトは、結構大変な目にあってはいるんだけど、愉快な仲間たちがいるから割と楽しそう。吸血鬼レジスが唐突に出てきて何こいつと思ったら、このキャラゲームのDLCに出てきたのね。DLCでも唐突に出てきて知り合いだったけど小説が初見なのか。

トゥサンでゲラルトは魔法使いフランギラ・ヴィゴと(*´Д`)な仲になるわけで、ヴィゴはゲームでもでてきたけどそんな関係とは知らんかった。というかむしろゲラルトって会った魔法使いとたいていいい仲になってるよね。ゲームで出てきてなってないのはフィリパくらいか。

小説ではシリがまたポータルで別の世界に移動して終了。次回最終回。ひどい目にあっているイェネファーは助かるのか?

「ウィッチャーI,II」アンドレイ・サプコフスキ著

小説版ウィッチャーの1,2巻読みました。ゲームのウィッチャー3はクリア済み。主要キャラはイメージできる。

小説はゲームよりかなり前の話で、シントラ王国が陥落して、王女シリは脱出してウィッチャーのゲラルトとともにウィッチャーの里に身を寄せる。

シリは魔法的にかなり特殊な存在で、ゲラルトのガールフレンドの魔女のトリスやイイェネファーが面倒を見る。

二巻では、緊迫した世界情勢を巡って魔法使い会議が開かれるも、一転して敵対勢力の流血の場になり、シリはポータルに逃げて世界の果てに飛ばされる。魔法使い会議が大混乱している一方で、帝国ニルフガードは北方諸国に侵攻を開始するのだった。

シリはゲームでは若いのに優秀な魔法戦士ですが、幼少期からとんでもない苦労しているのですな・・・ゲラルトは普通の人間には無双できますが、ちょっと強いキャラにはすぐぼこられる。

ゲームだとラドヴィッド王がかなりキャラ立ってましたが、小説ではまだ出てきてないのか。踊る白煙さんはもうでてました。

駿府城

新幹線のグリーンポイントが溜まったので、こだまで静岡まで。

静岡浅間神社に行きました。

参拝した後、裏の山道を登ると賤機山古墳。

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さらに山の稜線を上っていくと、賤機山城跡。市民のハイキングコースらしく人が多くトレイルランしてる人もいる。

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さらに結構進んだけど、どこまで続くかわからないので適当なところで西側の降りる道で市街地へ。バス停があったので駿府城付近まで戻る。

駿府城天守跡発掘現場。無料。今川家の時代は館があり、天守跡にあったらしい。その後家康が武田を滅ぼした後に建てた天守と、江戸時代に建てた天守があるそうな。

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あとは駿河屋本店やホビースクエアを見て帰宅。