賭け将棋真剣師小池重明の最期の面倒を見た団鬼六先生による伝記。
異様な将棋の強さに関わらず、破滅的な人生を送ったというのは滅法面白いのですが、
生まれと育ちが名古屋の名駅西のドヤ街というのは、私も名古屋出身で土地勘があって、昔の雰囲気を味わえたというのが一番面白かったりする。
名駅西はドヤ街で、笹島は飯場だったんですね。親戚が中村区に住んでて、名駅西から中村公園周辺までの地域が、今でも取り残されていると言うか、ちょっと違う雰囲気なのはわかるんです。リハビリ施設と風俗が混在してたりして面白かったりする。
今池や栄に将棋道場があって、小池が出入りしてたというのにへーって感じ。今でも将棋クラブみたいなのはあるような気がするけど、つながりはあるんだろうか。